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年々企業を取り巻く環境は厳しさを増し、余剰人員をかかえておくだけの体力も限界を超し、今やリストラが日常的に行われるようになりました。余剰人員どころか必要な人員までも切り詰めることを余儀なくされているところも少なくありません。 そのような状況下では、間接部門の人員が真っ先にリストラ対象になることは言うまでもありません。その中でもコンピュータ専門の人員は段々と減少傾向にあり、今までのように彼らに社内で発生する新しい処理の対応をしてもらうことが最早できなくなりつつあります。 さらに、中堅・中小企業においては、コンピュータ専門の社員すら置かないということが現実でもあります。そのような状況にあってもIT化は進めていかなければならず、多くの企業がジレンマに陥っていると言って過言ではないでしょう。 ではどうするか。 それは、「手がかからないシステムを導入するしかない」と言うことではないかと思います。 ではどういうシステムが手がかからないのか。それには色々な要素があるかと思います。例えば、
などが考えられます。 つまり、企業が情報システムを導入する場合には、機能面や機器とソフトウエアの購入価格ばかりでもって議論されることが多いですが、導入後の運用や保守コストもバカにならないということです。 当初の導入コストは少なくすんだが、その運用や保守のために、社員を多くかかえることになったり、外注費がかさんだりしては、何のためにシステム化したかが分からなくなります。 さらに、運用を続けていきますと、ちょっとしたデータのリストが欲しいということがたびたび発生します。このような要求は、システム設計段階では思いもつかないものが多く、運用してみて初めて気づくものであります。 そのような場合、パッケージソフトウエアの機能追加修正をベンダーに依頼することは論外として、社内の非プログラマレベルで、例えば、表計算ソフトを使えるレベルの人で、リストが出せるようになることが大切です。そのためには、
などが必要になります。 特に、(3)についてはデータベースを活用する前項とも関係がありますが、汎用性のある表計算ソフト、例えばクエリ機能を介してXMLに出力したりExcelなどに渡せるならば、高度な統計処理をしたり、それをグラフに描いたりすることができ、格段とバックログ(処理の積み残し)の解消に寄与するものと思われます。 さらに、独立したパッケージソフトウエアにデータが渡せるならば、自社でプログラムの開発を行うことなく、「餅は餅屋」ではありませんが、その処理を得意とするパッケージソフトウエアに渡して処理をさせればいいということになります。いわゆるモジュール化による情報システムの統合が可能となってきます。現在ERP導入に代わって、このような形態でシステム構築をするところも出てきています。 ●バグの対応 また、プログラムにはバグがつきものですが、バグによって会社の処理が中断してしまったならば、これは顧客にも大変ご迷惑をおかけすることになり、ひいては大きな社会問題にもなりかねません。 そのときに大切なことは、バグに対して迅速な対応ができるかが重要な点となります。もし、ソフトウエアを導入したはいいが、そのソフトウエアがベンダの種々の都合でなかなかメンテナンスが出来ないとするならば、これは大変怖いことでもあります。 弊社も今、ある外国のベンダのソフトウエアを利用していますが、そこに致命的なバグが発生し、それが確かにバグと認められてからすでに数ケ月が経ちますが今だに返答はありません。 ですから、現在そこを避けて別の方法にて対処をしている状況です。今回は、別の方法で対処することがたまたま出来ましたが、回避策がもしなかったならば、システムをストップせざるを得ませんでした。 外注も含めて自社で開発する場合は、これほどひどくはありませんが、しかし、外注会社に連絡してから自社まで到着するまで、移動のための時間がかかるなら遠隔にてシステムの保守ができるソフトウエア会社に開発を依頼すべきと考えます。もちろんそのときは、それに対応できる機能をDBMSやアプリケーションプログラムが備えていることは言うまでもありません。 以上、運用と保守の観点からシステムを眺めてみました。 |
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Rsun,株式会社アールサン,データベース中心主義,システムの専門職がいなくても運用や保守ができるように